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トラブル2
妊娠中に発生しやすいトラブルには次のようなものがある。
常位胎盤早期剥離
貧血
妊娠中毒症
前期破水
おなかを打った
さかご
常位胎盤早期剥離
普通は赤ちゃんが産まれてから剥がれてくる胎盤が、赤ちゃんが産まれるよりも前に、正常な位置についているのに剥がれてくることがごくまれにある。常位胎盤早期剥離といわれるものだ。
何の前触れもなく、突然激しい腹痛が持続して起こり、おなかがカチカチにかたくなるのが特徴。出血量は多くないが、おなかの中では大量出血を起こしている。胎盤が剥がれるのだから、赤ちゃんの生命がきわめて危険になる。
ママの体も出血性ショックに陥り、きわめて危険になるので、一刻も早く病院へ行かねばならない。めったに起こらないトラブルだが、妊娠中毒症の人に多いので、妊娠中毒症にかかっている人は特に注意しよう。
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貧血
貧血は特にきわだった症状がないので、検査を受けてはじめて発見されるケースが多い。ただ、貧血がひどくなるとめまいや動悸、手足の冷え、立ちくらみに悩まされるので、早期発見、早期治療が得策だ。
気がかりな人は医師に相談しよう。重症の貧血になると、難産になったり産後の回復が悪くなることがあるので、早く治しておきたい。レバーや赤身の肉など、鉄分を多く含む食品を積極的にとることが最善の治療法。程度がひどいと鉄剤などが処方されることもある。
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妊娠中毒症
浮腫(むくみ)、タンパク尿、高血圧が妊娠中毒症の三大症状。これらの症状の1つでも現れたら要注意だ。
妊娠中毒症が怖いのは、胎盤の機能が衰え、赤ちゃんに十分な酸素や栄養が届かなくなるから。
また、特に高血圧を伴う重症型になると、ママの体に子癇(しかん)というケイレン発作が起きて、やがて昏睡状態になることがある。食事は塩分をひかえめにする、太りすぎない、過労を避けるなど日常生活で気を配ることで予防したい。
もしもなってしまったら、食事面など医師の指示に従おう。場合によっては入院治療ということもありえる。
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前期破水
お産が進むなかで破水が起こるのが普通。しかし、まだお産が始まっていないのに破水してしまうことを前期破水といい、お産全体の1〜2割に起こるといわれている。破水をそのままにしておくと、膣から子宮内に細菌が入りやすくなり、赤ちゃんにも感染の危険が出てくる。
また、臍帯下垂、臍帯脱出といって、へその緒が羊水と一緒に出ることもあり、そうなると赤ちゃんに酸素が届かなくなってしまうことに。特にさかご(骨盤位)の人は注意したい。いずれにしても、前期破水は赤ちゃんにとってよくないサインなので、「破水かな?」と思ったら急いで病院に連絡しよう。
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おなかを打った
一口に「おなかを打った」といっても、その後、どんな症状が現れるかによって状況は異なる。おなかを打った後、出血やおなかの痛み・張りがあったり、今まであった胎動を感じない場合は、大至急病院へ。破水した場合も同じ。
また、すぐに異常がなくても、2〜3日は様子をみよう。気になる症状が出れば、病院へ行って診てもらおう。
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さかご
普通は頭から産まれてくる赤ちゃんが、足やおしりの方が下になっているのがさかご。妊娠21週から27週の健診でさかごと判断されても、ほとんどは自然に回旋して直るから安心してよい。さかご体操も効果があるようだ。
たとえさかごのままで出産することになっても、多くは自然分娩が可能。ただし、初産で全足位(先進部が両足)の場合は、帝王切開することになる。また、さかごの場合は、破水からはじまるお産が多いので気をつけよう。
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